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松岡 雷士; 横山 啓一; 横山 淳
no journal, ,
近年、波形整形フェムト秒レーザーによる分子振動の高速制御技術が注目されており、レーザー同位体分離などへの応用が期待されている。われわれは分子振動制御に有用と思われるインパルシブラマン遷移過程の制御実証に適した実験系としてI分子のB状態を選択し、これまでにフェムト秒レーザーによって誘起されるインパルシブラマン遷移による振動ポピュレーション分布変化の観測を行ってきた。しかしながらこれまでは実際に誘起されているインパルシブラマン遷移が共鳴か、あるいは非共鳴であるかの判断に疑問の余地があった。今回は新たにデータ解析の精度を高めたことによって、低強度領域において蛍光減少率とラマン遷移率の傾きがそれぞれレーザー強度の1乗・2乗に比例していることが明らかになった。このことから誘起されるインパルシブラマン遷移が解離準位を介した共鳴ラマン遷移であることが示された。